
現実(リアル)が辛いなら逃げてもいいんだよ…

多分セラはそういう意味で言ってない
世間ではPS5が話題になっている中、今更FF13クリアしました。
先日ブックオフに行ったのですが、290円のFF13が棚一列埋め尽くしていた光景が面白すぎて思わず買ってしまいました。
僕はFF好きで、2021年12月時点の実績を挙げると、
ナンバリング ・FF1(ピクセルリマスター)クリア ・FF2(ピクセルリマスター)クリア ・FF3(ピクセルリマスター)クリア ・FF4(PSP・ピクセルリマスター)どちらもクリア ・FF5(PS・ピクセルリマスター)PSは挫折、PRはクリア ・FF6 未プレイ(ピクセルリマスター配信待ち) ・FF7(PS)2周クリア ・FF8(PS)序盤で挫折 ・FF9(PS・Switch)3周クリア ・FF10(PS2)クリア (FF10-2?知らない子ですね) ・FF11 未プレイ ・FF12(PS2)クリア ・FF13(PS3)クリア ・FF14 体験版だけダウンロード ・FF15 体験版のチュートリアルで挫折 スピンオフ ・クライシスコア(PSP)クリア ・アドベントチルドレン(BD)視聴済み ・FFT(DS)クリア ・FF零式(PSP)クリア ・DDFF(PSP)クリア

改めて見ると結構やってて草
せっかくPS3実機が現役で使えるのでやってみようと思い、デュアルショック3を握りしめ、プレイしてみました。
今回は実際にプレイして感じたことや世間的な評価について、ネタバレしない程度に書いていこうと思います。
FF13って何が面白いの?という方の参考になれば幸いです!

ちなみにこの記事書き始めたの朝4時。
3時くらいにクリアして興奮冷めやらぬ間に書いてる。

寝ろよニート
要約
個人的に良かったところ
・グラフィックがいい
・バトルシステムが斬新で面白い
・ストーリーがかなり重い
・キャラデザもいい
・BGMもとても良い
・歴代FFの要素を感じられる
個人的に残念だったところ
・中盤以降のバトルがだるい
・リアルすぎて違和感
・ラストダンジョンのかさ増し感
・バトルとストーリー以外の要素が少ない
世間一般でよく言われていること
・一本道
→ストーリーも進行ルートもマジで一本道
・専門用語が多い
→実際多いが理解すればそんなに難しくない
・在庫ニング
→やりこみがあまりないからあっさり手放せる
普通に面白かった
FF13をやってなかった理由として、賛否が分かれていたからというのがあるんですよね。
プレイしたことある友人は口を揃えて「一直線だった」と言うし、ネットでは「在庫ニング」なんて揶揄されてるし、正直微妙な作品なんだと思っていたんですよ。
でも、文句を言えるのはプレイした人間の特権では?と思い、噂の一直線ぶりを確かめるべくプレイしてみたんですよね。

ゲーム好きとしてエアプだけは良くないと思うんだよね
で、やってみたところ、
普通に面白かった
たしかに一直線ではあるんだけど、重厚なストーリーとか世界観とか、さすがはFFと言わざるを得ないくらい面白かったんですよ。
ただ、めちゃくちゃ面白かったとは言えない要素もいくつかありまして…
この辺についても細かく書いていきますね。
ストーリーについて
ざっくりした解説

パルスのファルシによってセラがルシにされ、コクーン聖府はパージを断行した

何言ってんだこいつ

ここまでがFF13語る上で必ず通る道
FF13のストーリー、正直複雑なんですよ…
その上、ムービー上で専門用語の説明とかあまりしてくれないから、ちゃんとストーリー追わないと取っつきにくいです。
超かいつまんで説明すると
超おおまかな用語解説
パルス:地上(と思ってもらって差し支えない)
ファルシ:神的な存在がある目的(食料や政治など)のために作った存在(人ではない)
ルシ:ファルスの使いっ走り(一応人)
シ骸:使命を果たせなかったルシの成れの果て
コクーン:地上に浮かんでいて人間が住んでるところ
聖府:コクーン内の政治運営をしてるところ
超おおまかなストーリー
私、ライトニング。コクーンで軍人をしている21歳。
臨海都市ボーダムで花火大会をやっていたんだけど、大変!近くでパルスのファルシが見つかったみたい!聖府はボーダムにいた人たち全員まるごとパルスに送り届ける「パージ政策」なんてことするし、妹のセラはパルスのファルシによってルシにされて閉じ込められちゃうし、何としてでもセラを取り返さなくっちゃ。え、アフロのおっさんも何故かついてくるって?
セラの婚約者のスノウもセラを助けに行くみたいだし、これから一体どうなっちゃうの???
次回「セラを返して!」デュエルスタンバイ!
↑みたいな説明が全くないままいきなり始まります。
実際プレイしていくうちに今まで何があったのかがわかるのですが、いきなり起動してなんのこっちゃ?とはなります。
ここが少し取っつきにくいところなのかな~と思います。
とはいえ、ゲーム内で「オートクリップ」という機能があって、進行度に応じてストーリーや人物についてまとめてくれるので、それを読めば大体のことはわかります。
ストーリーがめちゃくちゃ重い
ネタバレになるので詳細は避けますが、小さな玉突き事故の連続で主人公たちの運命が大きく変わります。
簡単に言うと、なんかふわっとしたものを見せられて、「期限内にこれが出来なかったらお前らシ骸な」と勝手に決められるお話です。
事の発端となった人物の罪の意識やルシの本当の役割、コクーンとパルスの関係など、話を進めていくごとに明らかになる事実に毎回驚かされます。
多分ストーリーの重さで言ったらFFで一番だと思います。
キャラも一人一人個性が立っていて、ここに来るまでのいきさつなんかを考えると涙が止まらないくらい感情移入できます。
没入感というか、本当に自分のことのように楽しめるのが醍醐味かなと思います。
そういった細かい設定や関係性なんかは本当によくできており、流石和ゲーRPGの最高峰…となります。

ちなみにホープきゅんのせいでショタに目覚めかけた

アラサー男が「きゅん」とか使うな
歴代FFを感じさせてくれる
ぱっと見FF13ってメカメカしくて機械チックなので、王道ファンタジーのFFとは雰囲気違うんじゃないかと思っていたのですが、結構FF感を出してくれます。
例えば発達した軍事産業はFF7っぽいですし、そこはかとなく漂うディストピア感と成長システムはFF10に似ています。
それ以外にも、ルシになることで魔法やスキルが使えるようになる辺りは歴代FFのクリスタルの輝きでジョブチェンジできるのと一緒だし、召喚獣やシドもおなじみ。
そのほかにも、「リンドブルム」や「パラメキア」、「パロムポロム」など、過去作に出てきた名前も出てくるので、FF好きなら間違いなくテンション上がります!

FF9好きとしては「リンドブルム」が大型の飛空艇の名前に使われていたのが嬉しかった
「一本道」は本当
比喩でもなんでもなく、マジで一本道です。
ストーリーも基本的に分岐はないですし、サイドストーリー的なのもありません。
よく言えば「寄り道することなくきれいに良くまとまっている」
一応クエスト的なのもあるのですが、僕は最初のチュートリアル以外はやりませんでした。
マップの進行方向に関しても、大体一方向です。
一応お宝を取るルートや敵の配置が違うルートなんかもありますが、そういうところ以外で後ろに下がることはほとんどありません。
まあ、迷うことがないと思えばいいんでしょうけど…

世界観がいいだけにもったいない

だからスピンオフがいくつか出てるのかも
グラフィックについて
PS3にしてかなりの高グラフィック

実写じゃん

実写じゃん

実写じゃん

実写じゃん

しつこいわ!
最近のゲームのグラフィックもめちゃくちゃいいですが、PS3でも結構リアルなグラフィックでプレイできるんですよね。
やはりFFは時代の先を行く。
特に感動したのは肌の質感。
ただ肌の色をしているだけでなく、荒れ具合や血管の浮き出た感じまで、マジでリアルに表現されていてキモイです。褒めてやるから開発者出てこい。
もちろん草木や街並みなんかもきれいですし、キャラの動きについてはモーションキャプチャーで取ってるっぽいので違和感がないです。
リアルすぎる故の違和感
「違和感がない」といった次の行でさっそく矛盾しているのですが、グラフィック自体に違和感はないんですよ。
ただ、リアルに寄せすぎたせいで状況的に違和感があった部分がいくつかありました。
たとえば、
銃弾飛び交う戦場で、武装した兵士相手に拳で殴り込みに行くスノウとか
巨大兵器相手に生身の体で剣を振り回すライトニングとか
どう考えても撃ちづらそうな体勢で2丁拳銃を構えるサッズとか
きわどい衣装で戦場を駆け巡るヴァニラとか。
これに関してはFF7でも似たような違和感を覚えていたんですけど、やはり現実に近づいていけばいくほど気になってしまいました…

FF10も、ボールとぬいぐるみとツノナシで召喚士守ろうとしてたのか…とか思ってしまった

現実見ない割にそういう所は目が行くんですね…
バトルシステムについて
オプティマシステムが面白い
バトルは「オプティマ」と呼ばれる独特のシステムのおかげで、セミオートマチックに楽しめます。
攻撃系の「アタッカー」、コンボ系の「ブラスター」など、各キャラ3つずつ(後半で全部開放)ロールを持っており、その組み合わせで戦います。
たとえば、ライトニングは攻撃系の「アタッカー」、ホープは補助系の「エンハンサー」、ファングは妨害系の「ジャマー」のように、予め組み合わせを設定しておけば、味方はいい感じに自動で行動してくれます。
ピンチの時は回復中心のロール、ガンガン攻めたいときは攻撃系のロールなど、戦況を見ながらロールを切り替えることができるのが、いかにもバトルしてますという感じで面白かったです!
ブレイクゲージが快感
敵キャラには「ブレイクゲージ」というものがあり、こちらから攻撃を加えていくと溜まっていきます。
そのゲージがマックスまで行くと「ブレイク状態」となり、通常より大きいダメージを与えたり、敵を打ち上げて行動不能にできたりします。
これが快感で、ゲージ溜まった直後の俺TUEEEE!感が最高です。

金ぴかの文字で「99999」とか出るの気持ち良くない?
正直ダレる
バトルシステムは結構斬新で面白いんですけど、毎回やると正直めんどくさくなってきます。
しかも、うまくやらないと中途半端に硬い雑魚敵が倒せません。
ボス戦に至ってはブレイクさせまくることが前提なので、結構うまく立ち回らないと全く歯が立ちません。
しかも、20分以上戦ってると死の宣告を食らい、3分後に強制リタイアさせられます。
しかも、メインで操作しているリーダーキャラの体力がゼロになってもゲームオーバーです。
僕は考えながらバトルするのが好きでRPGやってる節があるのですが、途中から雑魚敵すら倒せなくなり一度コントローラを置きました。
ありがたいことにFF13は「EASY」と「NORMAL」から難易度を設定できるので、ストーリーを進めるため中盤以降はEASYでプレイしました。

しかもEASYでも攻略見ても全然勝てない所あった…

もしかして:下手くそ
一番しんどかったのが、最終ダンジョン。
なんかよく分からない広い空間に飛ばされ、雑魚敵を蹴散らし、ボスと戦い…を何回か繰り返されます。
妙に雑魚敵もボスも強いし、その間全然ストーリーは進まないし、これってかさ増しでは…?と疑ってしまった。
…って思ったけど、FF2の理不尽さに比べたらまだ許せる気がしてきました。

通常攻撃に状態異常ついてくるのはひどいと思うんだ。
クアールなんか一回攻撃されただけで即死だからね…
最後に
FF13はみんなが言うほどクソゲーではないので、一回やってみる価値はあります。
というか、やって思ったけど全然クソゲーじゃないです。
グラフィックもいいし、世界観もいいし、ストーリーもとても良い。
バトルBGMの「閃光」なんかFF史に残る名曲だし、出勤途中の電車の中で聞いたら目の前の人に攻撃してしまいそう。
とはいえブックオフに大量に並んでいる姿にも納得できてしまいます。
だってやりこみ要素があまりないんだもん。
一応トロフィーという実績はありますが、FF12のようなサブクエストが全然ないので、ストーリーが終わったら手放す方が多いんじゃないかなと思います。
とはいえ、本当に一度やってみてほしいです。
ブックオフに行けば290円で買えますし、Amazonでは中古品が159円で売っていました。
PS3がない方でも、今ではSteamで配信されているみたいなので、PCでもプレイできますね!
今度は13-2をやってみたいと思います!

現在朝6:30、2時間もブログ書いてたのか…

貴方はさっさと寝なさい
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